2面継ぎ(にめんつぎ) |
サイズが大きな箱を作るときに、設備の最大寸法を越えてしまうことが稀にあります。 そのような時、通常は1枚のダンボールの板から作られている箱を2つのパーツに分けて途中まで作り、 最後に繋ぎ合わせて箱にする加工方法のことを2面継ぎと呼んでいます。 「2枚継ぎ」や「2枚はぎ」、「2ピース」とも呼ばれることがあります。 2面継ぎでの加工はみかん箱タイプの形で多く見られますが、
みかん箱タイプは外装箱としての用途を前提としているため、加工する設備もそれ相応に大きなものまで対応できるようになっているため、
対して抜型を使って作るタイプの2面継ぎは「え?このサイズでも?」と思う程度のサイズでも2面継ぎになることがあります。 さて、みかん箱タイプでは長さ面の横に糊代が来ますので、2面継ぎのパーツを作るには 2面継ぎの場合、その接合は一般的には平線止めにて行われます。 段ボール糊は時間をかけて浸透しながら固まる性質があるのですが、
そのため2面継ぎでの接合では止めた瞬間ガッチリと固定される平線止めで加工されるのです。 ただしこの平線止めも、タダでさえ段ボール糊での1面加工に比べて時間と手間がかかる加工ですが、
そのため段ボール工場によっては2面継ぎの加工はしないところも多いのですが、
ちなみにこのブログの大きな箱は、2面継ぎでも追いつかない、更に大きな箱です。 そのため更にパーツを分けて4面継ぎとなっています。 その場合、長さ面はただ罫線を入れるだけの加工にして2パーツ作り、
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