ダンボールの形状
製造の際、機械の調整だけで箱寸法の変更ができるため、抜型などを必要とせず、手軽に加工することが出来る箱の形状です。
ある程度決まった位置に直線的な加工しか出来ませんが、素早く加工でき、比較的安価に抑えることができます。
主に抜型などを使用して作るため、切込みや折れ位置を任意に指定でき、複雑な曲線や変則的な切込みなども入れることが可能な形状です。新規で製作する形状では、初回のみ抜型製作費用が発生します。極少数の場合、小ロット用のカッティングマシンを用いて、同じ形状の箱を抜型不要で製作することもできます。
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N式上差込式
- 使いやすい
- 見た目がいい
平らな形状でお届けし、組立てて箱にする形状です。
箱にした時、内側の底面が完全に平らなのが特徴で、高さが低く薄いものを梱包するのに適しています。 ヤッコ型の欠点を補填する箱の形状です。 -
N式サイド差込式
- 使いやすい
- 見た目がいい
平らな形状でお届けし、組立てて箱にする形状です。箱にした時、内側の底面が完全に平らなのが特徴で高さが低く薄いものを梱包するのに適した形状です。 N式上下差込の欠点を補填する形状です。
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上差込下風車式
- 使いやすい
- 見た目がいい
箱の枠が出来上がっていて畳まれた状態でお届けする形状。底面は4枚のフタを組み上げ、上フタは差込む形状です。
その他
加工が容易なダンボール素材を用いることで、あらゆる形状のダンボール箱をお作りすることが出来ます。
当社は自社工場で加工を行うため、あらゆる形状のダンボール製品が作れます。
オンライン見積で「通常段ボール」としてお受けしているものは全て機械の調節で加工できる形状なのに対し、特殊な形状は基本的に抜型が必要になり別途初期費用と製作期間が必要になります。
抜型は印版と同じく、一度作ってしまえば繰り返し使えます。ダンボール箱で使う抜型の代金は、プラスチックなどに比べればとても安価ですが、数万円程かかります。
繰り返し出荷するような形状であれば、コスト的にあってくる場合も多いので、お気軽に当社にお問い合わせください。
また手掛穴は共用で使える形状ものを多種類そろえておりますので、お気軽にご相談ください。
上の説明にない形状
珍しい形状のダンボール製品
コスト的にはどんな形状の箱がいいの?
ダンボールの使用面積が
小さくなります。
使いやすさ・見た目、形にこだわりたい方へ
ダンボールは加工がしやすく、一般的な形をつくるのはかんたんです。しかし、一般的な形はあくまで一般的であって、使いやすいとは限りません。
ちょっとの工夫で梱包のしやすさが変わり、梱包作業の効率化に繋がります。
また、見た目の良さ、お客様に届いた際のダンボールの開きやすさまで気を配れると「気の利く企業だ」と思ってもらえるかもしれません。
企業としての気遣いをダンボールでも表現してみてはいかがでしょうか?
指穴
ダンボールを持ち上げ、運びやすいように指穴を付けるのですが、この指穴には種類がいくつかあります。
穴のサイズが何種類かあるのとは別に、完全に指穴を空けてあるタイプと上のつなぎを残してある、半開きタイプといわれるものがございます。
指かけ穴を付けられる形状は、基本的に木型を作成しての製造になります。
(女性の親指サイズ)
蓋ロック
差込んだフタが容易に外れないように、差込む部分にさらに小さな差込穴を作り、2重にロックします。
※写真では「指穴」加工も施されておりますので、「蓋ロック」のみを選択した場合その部分は直線になります。
ビン抑え
割れ物であるビンなどはなるべく動かないようにするほうが、お客様に安全にお届けできます。ビン以外でも、いろんな内容物に応用できます。