Bフルートとは 2015年4月22日2023年7月25日 段ボール屋 ダンボール用語辞典 Tweet Pocket Bフルート(びーふるーと) 段ボールの板を厚みや段の数によって分ける種類の中の一つで 厚みが2.5〜2.8mm、30cmあたりの段の数(ナミナミ模様の数)が50±2個になるものをBフルートと呼んでいます。 Bフルートは主に物流途中に複数個を別の外装箱にさらに梱包する際の内装箱や とても軽量・小型な物の梱包箱に主に使われます。 最近はPOPやディスプレイの素材としても使われることが多いため、Bフルートは梱包以外の用途で使われることも多いです。 本来、外装用途はAフルートが定番でしたが、物流条件が良くなってきたことや、 箱内部の緩衝材の設計が良くなってきたことなど、 また一般家庭に入った場合のことを考え、その荷扱い安さもあり、 外装箱の分野にBフルートが使われることも多くなりました。 近年、緩衝材設計が容易になり、多く利用されてきていますが、 厚みが薄くコストも安いBフルートは、それに適しており、精密機器などの緩衝材でも多く使われています。 Bフルート程度に厚みが薄いと、細かい折り込みや切込みが可能になるのです。 段ボールはエコな素材ですが、それでも近年更にコストを抑えるべく、薄物化という現象が起きております。 ライナー自体の改良で、薄く軽いものにして、それでいて強度を維持するような取り組みもそうですが、 フルートの選択でも同様になってきています。 WフルートだったものはAフルートに、AフルートだったものはBフルートへと変更されることが多いです。 Bフルートより薄くしようとすると、マイクロフルートになりますが、 そちらは流通量の関係で材料コストがBフルートに比べて跳ね上がります。 そんな理由から、薄くしたいという理由だけでBフルートよりさらに薄くするにはコストという大きなハードルがあります。 そのため今はAフルートが多用されていますが、そのうちBフルートだらけになるかもしれません。