ダンボール箱の寸法の決め方
オーダーの前に
1. 箱の寸法の出し方
ダンボールは厚みのあるものですので、箱を考えると外寸法と内寸法があります。外寸法で製造しますが、実際に組み立てて箱にしてみると、ダンボールの肉厚分だけ内側に膨らみ、箱の内寸法は小さくなります。オンライン見積のフォームは内寸法を入力する形となっているためご注意下さい。
まず箱に入れる商品の長さ・幅・高さの最大値を計ってください。それに「逃げ」の寸法を加味します。「逃げ」がないと箱の内寸法が商品とピッタリなため、出し入れが出来なくなり注意が必要です。
中身の商品により「逃げ」の寸法は経験値になってしまいますが、大体0.5cmづつ各辺の「逃げ」を加味した寸法にしても、意外と箱に入れてみるとピッタリだったりします。膨らみのある商品(繊維ものなど)の場合は逆に、詰めたあと商品の空気が抜けて、スカスカな寸法の箱になったりもします。その辺をご考慮いただき「逃げ」を加味した内寸法を見積フォームに入れるようにして下さい。
見積フォームで作るダンボール箱は全てミリメートル単位で寸法を設定でき、毎回寸法を代えることも出来るため、もし注文された後、少し箱の寸法がキツイと感じたら、次のロットからその寸法を加味して変更すれば大丈夫です。
2. 箱形状毎の寸法限界値
当店のオンライン見積では、機械の寸法限界値や、配送・製造スピードの問題から、ある程度の寸法で「寸法規格外です」と表示されてしまいます。これはお約束の当日出荷や、翌々日出荷を厳守させていただくために設定させていただいております。
しかし大抵の問題は、加工や手配の工夫でクリアすることが出来るため、お気軽に当店へお問い合わせいただくか、または特殊段ボールよりご連絡ください。プロの営業スタッフが迅速・丁寧・親切にご指導させていただきます。
なお箱形状毎の各寸法限界値は下記のようになります。
(外寸法ですので注意して下さい。外寸法の算出方法はこちらに細かく説明してございます。
各タイプ共通
各ダンボールを広げた状態で、上下方向に28cm以上127cm以下、左右方向に270cm以下(但し激速段ボールの場合は231.2cm以下)が全体的な寸法の範囲です。
但し、印刷をする場合は左右方向に55cm以上である必要があります。
またパット以外の箱は、長さの寸法は常に巾の寸法以上である必要があります。
また配送上の問題で、みかん箱タイプは箱をたたんだ状態、それ以外はそのまま平らに広げた状態で、縦横の合計サイズが200cm以下である必要があります。
これらの寸法は、特に蓋(フラップ)の部分の長さなど自動計算によるところが多いので、お客様には解り辛いかも知れません。「寸法規格外です」の表示が出たら特殊段ボールにてお問合せいただくことをお勧めいたします。
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例)長さと巾の合計が200cmを超えてしまうパットが必要な場合、運賃を別途計算する必要があります。特殊段ボールよりお問合せいただければ、追ってお見積をご連絡いたします。
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例)ヤッコ形や筒形などの箱は蓋の長さが曖昧です。手元にあるものを参考に寸法を入力された場合、当サイトの自動計算と現物が異なる蓋の長さになる場合があります。その場合28cm以下の制約ではじかれるため特殊段ボールにて別途作成いたします。
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例)ヤッコ形などの箱で左右方向が短いものを印刷を入れて作る場合、55cm以下の制約ではじかれることが稀にありますが、その場合印版を2つ作り2個分同時に印刷し、その後裁断することで作ることが出来ます。特殊段ボールよりお問い合わせください。
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例)長さが極端に長い寸法で、みかん箱タイプの箱を作ろうとすると、寸法限界値ではじかれた。
これは1ピースで作ろうとせず、2ピース(2面継ぎ)で加工すればクリアできます。- 通常のもの
- 長さが大きくてはじかれたもの