事例

板ダンボールの断裁面について

s-2011.08.25(1).jpg

板ダンボール(パット)の断裁面についての事例です。

板ダンボールの製造機械について

板ダンボール(パット形状)は平行した2辺を指定した寸法に裁断します。

断裁機械は下記写真のようなロータリーという

金属のロールに円い刃物がついた機械を使います。

品質上なんら問題はないのですが、

大きい板ダンボール上下の刃物で押し切りながらカットします。

刃物の構造上製品片辺に若干の割れが生じます。

s-2011.08.25(2).jpg

 

 

板ダンボールと割れについて

板ダンボールをカットする機械(ロータリー)は

ハサミの刃のような構造をしており、

裁断面の刃物は平らになっておりますが、

機械を通す時に押し切るようにカットします。

s-2011.08.25(3).jpg

そのため板ダンボールの端2mm程度の部分に、

上記の写真のような割れが発生してしまいます。

この割れについては、ダンボールの厚み、材質によって差が出ます。

s-2011.08.25(4).jpg

 

 

割れにくくするためには

板ダンボールにイラストなどを書いて展示したいなど、

割れがないダンボールを希望する場合、

特殊な小ロット生産機を使用することで対応できます。
s-2011.08.25(5).jpg

小ロット生産機を使うカッターの刃を細かく振動させてカットするため、

割れがほぼおきません。

ただ、生産スピードが遅い為、

コスト的にはどうしても割高になってしまいます。

 

板ダンボールの規格

板ダンボールの規格で、〇〇サイズなどの規格はとくになく、

ミリ単位でカット調整できます。

A4用紙サイズ、A0用紙サイズなど、

断裁機のロータリーを使って自由に設計可能です。

ただ、製造交差が2~3mmほどございますので、

ダンボール箱のソコ板として使う場合などは、

内寸法よりマイナス3~5mmほどで設計することをおすすめいたします。

 

 

ダンボールの割れ等、品質についてのご質問、サイズを指定してのお見積などはお気軽にお問合せください。

 

お電話でのお問合せ【 営業時間 平日 9:00~18:00 】

029-885-4585

ネットでお問合せはこちら

 

>> 事例トップに戻る <<