事例
A4用紙を入れるダンボール箱+設計のポイント
A4用紙が入るダンボール梱包事例をご紹介します。
ご提案したA4サイズのダンボールの仕様
- 材質 K5A(厚み5mm)
- 内寸(サイズ) 長さ30.2×巾21×高さ18cm
- 形状 A式
- 発注数量 350
- 納期 PM6時までのご注文で3営業日後出荷
- お見積 76円/枚
参考のお見積ですが、印刷無し・関東地区配送料込・消費税別途で、350枚発注時に76円になります。
A4サイズといっても種類はさまざま
A4用の書類といっても、用紙そのままやA4用クリアファイル・バインダーなど
いろいろな種類がございます。
弊社はオーダー専門ですので、中に入れる商品サイズをお知らせいただければ、ご対応させていただきます。
今回の事例は、A4コピー用紙でのご紹介です。
ダンボールA4サイズ、設計のポイント
A4用紙そのままを梱包するダンボールの場合ですが、A4サイズは210×297mmになります。
A4用紙を横に平置きして梱包する場合ですが、寸法を設計する際には内容物より
プラス5~10mm余裕をみて、設計する事をおすすめいたします。
最低でも余裕を5mmからというのは、ダンボール箱の内側の寸法(内寸法)は材質上±3mm程度のブレが出てくるからです。
加工自体は1mm単位で切れ目や折れ目を加工できるのですが、ダンボールは厚みのある材料でかつ、中芯と呼ばれるナミナミした模様の部分が悪さして、そのスジに沿った方向で折るときに、
微妙に折れ位置がずれてくるからです。
書類のようにぎっしり詰めて梱包する場合は、出し入れのしやすさを考えて、
長さ方向か巾方向のどちらかをプラス10mmをおすすめいたします。
作製したダンボールで確認してみましょう
A4用紙の長さ方向297mmに対して余裕をプラス5mm、巾方向210mmに対して余裕プラス10mmに設計した場合。
写真では分かりにくいかと思いますが、手前側の巾方向にちょうど指が1本入るくらいの隙間があります。
この寸法の余裕の取り方は設計される人・梱包される人の好みにより、長さ・巾とも余裕をプラス10mmされてもかまいません。ただ、長さ・巾ともにぴったりめの寸法プラス5mmにすると
商品を箱に入れる場合にかなり入れにくく取り出しも大変かと思います。
内容物がぎっしり詰まっている場合に余裕をプラス5mmですと取り出すときに指が入らず取り出しにくいといったことを防ぐ為です。
そのため、梱包のしやすさ・取り出しやすさを考えると長さ・巾ともにプラス10mmするとかなり楽に作業がおこなえます。
ダンボールのA4サイズで余裕を取らずに作製すると…
余裕を持たずにプラス3~5mm程度で設計してみました。
写真はコピー用紙を1束だけいれているのでまだ取り出せるのですが、5束入れると取り出す時に指が入らず、かなり苦労しました。
A4ダンボールの高さの出し方
高さ方向の設計ですが、余裕がありすぎると箱がつぶれやすかったりするので、
余裕はプラス5mmみておけば十分です。
形状・材質の選び方
寸法の設計が決まりましたら次はダンボールの形状/材質選定になります。
一番コストがお安くおすすめな形状はみかん箱形状です。
材質は書類を入れる量により内容物重量が変わってくと思いますが、
厚みはそこそこ緩衝性のある5mmのAフルートをおすすめいたします。
次に表/裏のライナー、中のナミナミについては、内容物が5kg以下ですとC5、
5~10kg程度ですとK5、15kg~になりますとライナーをK5もしくはK6で中芯を160~180kgにされるとよろしいと思います。
一般的に事務所で使われるストックフォームなどはライナーK6/中芯180gに設定する場合が多いです。
材質は保管状態・使用条件によって変わりますので、よろければお問合せいただけたらと思います。
形状に関しては一番コストがお安いみかん箱形状になります。
みかん箱形状は、 A4用紙用などの大きさで作る場合は、木型等を作成する必要がなく、自由に寸法を設計できます。
たとえば長さ方向297mmに対して7mm余裕を作りたいと行った場合、304mmとミリ単位で設計する事が出来ます。
みかん箱の組立ては動画でご覧いただけます。
>>みかん箱の組立て方<<
よくみる形状のみかん箱形状、A-1型・0201型などとも呼ばれております。
スーパーなどでもお買い物した際に、お持ち帰り用ダンボールとしても活躍しております。
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