事例

板ダンボールの断裁面について

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板ダンボール(パット)の断裁面についての説明事例です。

 

板ダンボールの製造機械について

 

板ダンボール(パット形状)は平行した2辺を指定した寸法に裁断します。

断裁機械は下記写真のようなロータリーという、金属のロールに円い刃物がついた機械を使います。

大きい板ダンボールを上下の刃物で押し切りながらカットします。

品質上なんら問題はないのですが、刃物の構造上製品片辺に若干の割れが生じます。

 

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板ダンボールと割れについて

 

板ダンボールをカットする機械(ロータリー)はハサミの刃のような構造をしており、

裁断面の刃物は平らになっておりますが、機械を通す時に押し切るようにカットします。

 

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そのため板ダンボールの端2mm程度の部分に、上記の写真のような割れが発生してしまいます。

この割れについては、ダンボールの厚み、材質によって差が出ます。

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割れにくくするためには

 

板ダンボールにイラストなどを書いて展示したいなど、割れがないダンボールを希望する場合、

特殊な小ロット生産機を使用することで対応できます。

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小ロット生産機を使うカッターの刃を細かく振動させてカットするため、割れがほぼおきません。

ただ、生産スピードが遅い為、コスト的にはどうしても割高になってしまいます。

 

板ダンボールの規格

 

板ダンボールの規格で、〇〇サイズなどの規格はとくになく、ミリ単位でカット調整できます。

A4用紙サイズ、A0用紙サイズなど、断裁機のロータリーを使って自由に設計可能です。

ただ、製造交差が2~3mmほどございますので、ダンボール箱のソコ板として使う場合などは、

内寸法よりマイナス3~5mmほどで設計することをおすすめいたします。

 

 

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