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罫線(けいせん)

ダンボール板を箱などの立体的な形状に組み立てる際に綺麗に折り曲がるように、対象の位置に加工する段を潰した線、折線のこと。

みかん箱タイプの形状では、折れ曲がる内側に1本の罫線をいれ、外側には内側の罫線位置を中心に、通常1cm弱の間隔で2本の罫線が入っています。
この際の罫線の位置は内側のそれで計算します。

罫線と内寸法

罫線の位置は、箱の内寸法とよく間違われますが、実際の箱は組み立てた際に、ダンボール板の厚み分、内側に出っ張ってきますので さらに狭くなるため、違います。
要注意です。
必要な箱の内寸法に対して、使用する各フルートによってその肉厚分を計算し、展開された寸法の位置に罫線を入れます。
罫線で作られた寸法を罫線寸法、あるいは外寸法と呼んでいます。

みかん箱タイプの蓋を折る罫線は通常、横方向に一直線でどのフタ(フラップ)も同じ位置から折れるようになっていますが、 厳密には箱にした時に内側に入るフタと、外側にかぶさるフタの折れ位置が同じだとフルートの厚み分フタ同士が緩衝してしまいます。
それを回避するため、主に抜型などで生産するみかん箱タイプでは、内側のフタの罫線に対して、外側のフタの罫線が上に入っていて 綺麗に重なるような工夫がしてあることがあります。
このパターンの罫線を段違い罫線(だんちがいけいせん)と呼んでいます。

罫線は基本的にはどこにでも入れられますが、作る形状によって設備の制約が出て入れられない位置やパターンがあります。
ただし加工が容易な段ボールですので、コストさえかければ大抵の加工は出来るのですが、逆にコスト高とのトレードオフになります。

例えばみかん箱タイプの形状の場合、箱の四隅の罫線は、フタの切り込みの加工と同時に加工します。
この形状の生産設備では、切り込み用の刃物と、罫線を入れる加工パーツが同期して動くようになっているのが殆どですので、 箱の両正面の真ん中に罫線を入れるなどといったことは、加工が難しくなります。
それを作るには、その加工の前に一度、追加罫線だけを入れる加工をする必要がありますので、その分、工賃コストなどが上昇してしまいます。

罫線と罫線の間隔も問題になることが多いです。
例えば弊社の設備では極端に罫線同士の間隔が狭くても、加工できる設備ですが(1mmでもいけます) みかん箱タイプの罫線の表側は1cm弱の間隔で段を潰していますので、その機能が損なわれるほど罫線が近接してしまうと、 本来の折れ位置で折れないなどの問題が出ます。

季節による罫線の問題で最も頭を悩ませるのが、罫割れ(けいわれ)と呼ばれている現象で、 折り込んだ際に罫線の外側のライナーが罫線に沿って千切れてしまう現象です。
冬場の乾燥機に発生し、ライナーが極端に乾燥してしまっている時に、降り込み時の引っ張る力に外側のライナーが負けて切れてしまうのです。
そのような時期はこまめに折れ具合をチェックし、罫線加工の際の圧力を弱めるなどの対策を取ります。
ライナーが比較的弱い材質で、中芯だけ強化されているような材質で、薄いBフルートより、厚いAフルートでよく発生します。



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