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額縁(がくぶち)

段ボール箱の特に抜型を使って作るパターンで良く出てくる言葉で額縁というのがあります。
これは段ボールを180度折り返す際に出来る、数ミリの厚みのある部分のことを言います。

額縁 額縁を広げたところ
ダンボールは厚みのある素材ですので、折り返すにはその厚み分の巾で折り返してあげる必要があります。
例えばボール紙で出来ている紙器箱では、ボール紙の厚みが薄いため、180度折り返す際もその罫線は1本で済みますが、 ダンボールでは厚みの問題から2本の罫線を入れ、厚みを持たせて折り返すのです。

額縁は抜型を使って加工するN式箱C式額縁タイプで見られますが、例えばC式額縁タイプで4面とも額縁状に折り返した場合、 上から見るとまるで額の縁のように見えるため、「額縁」と呼ばれているようです。

ちなみに段ボールでも90度の折り曲げまでは大抵1本の罫線です。

C式額縁タイプやN式箱では、額縁にして折り返すには目的があり、大抵は横の面を抑えるためです。
そのため横の面から伸びているベロを挟み込んで折り返す形になるため、その厚みも考慮した額縁の巾になります。
またN式サイド差込式のように、最後のフタを差し込むような場合は、そのための隙間も必要になりますので、 単純に折り返すだけよりも額縁の巾は大きくなります。

弊社では例えばN式サイド差込式では8mmの巾になります。
Bフルートを使った場合です)

額縁を作る場合、中芯のすじの向きがとても重要になります。
ただでさえ厚みのあるものを、極端に狭い巾で折り返しますので、本来折れてくれる位置で折れず、綺麗な直線状に折れてくれない場合があるのです。
そのため余程の理由が無い限り、額縁の罫線は中芯のすじ模様に対して垂直になるように入れます。

並行に入れた場合は、額縁をつくりたい罫線の位置よりも中芯の筋模様に沿って折れてしまう場合が多いです。
それを回避するため、どうしても並行に入れる必要がある場合は、罫線とミシン刃を組み合わせたものや、ミシン刃だけのものなどにして 板に切込みを入れて、強制的にその額縁の巾の位置から折れるように細工をするのです。

また額縁にすることで、段ボールの切断面が見えなくするという目的で使われることもあります。
どうしても厚みがあり中芯の独特の模様が切断面には見えてしまうのですが、 特にC式額縁タイプで見られるように、贈答用途を前提としたような場合は、額縁にすることで切断面を隠すことができ、 綺麗に見せる効果があります。
表面に綺麗な印刷をしていても切断面が露骨に見えると、イメージが安っぽく見えてしまうためです。

また額縁の固定は、大抵の場合、折り返した底面に開いている穴に、額縁のパーツの先端を差し込んで行います。
穴の大きさや位置に決まりはありませんが、極力1箇所の方が梱包作業が楽になります。
額縁の長さが長い場合や、出来上がりをカチッとさせたい場合は、穴を2つに増やすなどします。
底面に空ける穴に抵抗があるような場合は、横の面の折り返しに引っ掛けるなどの方法をとります。



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