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段ボールおもしろ話

1.でき立てのホヤホヤ

 段ボールケースのでき立てのホヤホヤは、湯気が立ちます!?!段ボールの板はそのフルートの形状を作るときにとても高温になります。その時の熱は180〜190℃!
 当社のようにスピード製造をしていると、段ボールのシートも出来たてで入ってきます。すると冬の寒い日は湯気が立って入ってきます。さらに超特急で製造すると、箱になっても熱いまま。段ボールで火傷をした人は当社には居ませんが、段ボールシートを作っている方々はわかりません。
 何でも夏は、熱さで倒れないように「塩」をなめて仕事することもあるそうです。シート屋さんの皆様、毎日ありがとうございます。



2.段ボールのフルートの厚さは季節変動する?

 段ボールの「段」はナミナミのついたシリンダーのようなもので形をつくります。そのシリンダーのようなものは、金属で出来ていますが、その高さは磨耗により次第に低くなります。
 JIS規格で規定してしてあるので、その下限に近付くとメーカーはそれを交換します。具体的にはAフルートは4.6〜4.79mmと決まっていますので、その差は約0.2mm。しかしBフルートは2.49〜2.8mmですから約0.3mm。Wフルートにした場合は0.5mm近く変わってきます。1mm以下の世界の話ですが確かに段ボールはそのタイミングでフルートの高さが変わってくるのです。


3.オイルショックの時って、段ボールはどうだったの?

 そんな昔の話、若い方は解らないかも、とかいう自分もそんな昔はこの仕事してませんが、社長から聞いた話です。トイレットペーパーすら売り場から消えたあの時、当然、段ボールもシート屋さんから出てこなくなりました。当時、当社の社長達は、段ボールシート屋さんをトラックで回りながら、廃材でも不良品でも段ボールといえば集め回りそれを箱に加工して、何とかお客様たちの出荷を維持してきました。


4.流行の材質? その1


 段ボールに流行なんてあるの? 段々がおもてに出てるやつ? 色がついているやつ? ボール紙みたいに薄いやつ?
 はい、確かに最近様々な工夫をした段ボールが出てきていますが、ここでは、段ボールの基本材質の使われ方を話します。段ボールのフルートはA・B・Wの3種類が一般的です。
  10年位前までは、当社ではWフルートの比率は4割以上ありましたが、今では1割あるかないかです。バブルが弾けた頃からコスト削減の際、商品そのものよりも、それを取り巻く副資材のコストを減らそうという動きがあり、段ボールも真っ先にその対象となりました。過剰包装の見直しです。
 ただでさえWフルートはA・Bフルートに比べ1.5倍の材料コストがかかりますので、あたりまえですが、その時の動きとして面白いのが、スペース効率を考えられた点ではないでしょうか。
 コストは1.5倍でもスペースは8mmVS5mmですから1.6倍です。6割減ったスペースを有効利用できるため、例えばAフルートの中芯強化に替えて、例え購入コストは同じでもその分スぺースを増やせるのです。まあ、当然といえばそうなのですが、それで最近は余程の重量物でないとWフルートは使われなくなりました。資源保護の観点から見ても、5枚使ってた紙が3枚ですむので、良いことだと思います。



5.流行の材質? その2

 また使用される紙についても、流行?があります。本来、D4・C5・C6・K5・K6・K7とあった種類も、今殆どD4は手に入らなくなってきています。「段ボールの材質について」でD4は殆ど古紙と言った表現をしましたが、今、古紙を処理して製品にしても、最低ランクの材質なので、当然安価です。Kシリーズの方が丈夫で高値で売れますので、当然D4専業メーカーは経営が苦しく、廃業するところが多く、今では殆ど残っていません。
 同じような理由で今、C6も少なくなっています。C6をK5で代替されてきています。これは段ボールメーカーが抱える材料の種類を少なく出来るためと言うような要因もあり、どちらかというと種類の淘汰なのでしょうか?今現在はまだ当社では普通に手に入れられますが、そのうちD4と同じような運命をたどるのかも知れません。紙を使って製品を作る立場としては、古紙の多い紙を使った方が良いと思いますが、現実との難しい問題があるようです。




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